不動産屋さんの給料

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不動産屋さんって変に金持ちなイメージって無いですか?

映画や漫画では大体悪役で出てくるのが不動産屋さん。

中には悪徳地上屋とか追出屋と繋がってる不動産屋もあるとか。

地上屋・・・大きなまとまった土地が必要なとき、そこの土地に住んでいる人を立ち退かせて土地を売らせる交渉を生業としている人。
地上げ自体が悪ではなく、しっかりと交渉して買い上げる正規の業者がほとんどだが、悪徳な業者は脅迫・嫌がらせなど犯罪行為を行い無理やり地上げするところも。

追出屋・・・交渉しても立ち退かない入居者や占有者に嫌がらせなどをして、退去を促す人。

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そりゃ、違法行為ばかりしてるところは、金回りも良いでしょうが、普通のちゃんとした不動産屋はあんな派手ではないですね。

というわけで、不動産屋の給料ってどうなってるのか、ご紹介しようと思います。

と言っても、不動産屋にもいろんな種類があるので、給与体系もそれぞれ。

今回はわかりやすく、「不動産仲介営業」の給料を見てみます。

 

不動産仲介業の売上とは

不動産仲介業者の売り上げは「仲介手数料」です。
引っ越しや家を買ったことがある人なら、聞いたことあると思います。

賃貸なら家賃の半月~1か月分+税。

売買なら売買価格の3%+6万+税。

みたいな感じ。

これが不動産業者、つまりは担当営業マンの売り上げとなります。

会社によってバラつきがあるかもしれませんが、基本的にこの売り上げに対して歩合給が支払われるのが不動産営業マンの給料です。

 

とある不動産会社の給与体系

僕の会社じゃないのですが、札幌の不動産会社の給与ってこんな感じです。

基本給・・・・15~20万
歩合給・・・・成績次第
車両手当・・・3~4万
宅建士手当・・2~3万

基本給の差は、役職(主任とか店長とか)で差が付くことが多いですね。

車両手当っていうのは、札幌は自分の車で営業する会社が多く、そのガソリン代等という扱いです。
この手当をオーバーすることもあれば、収まることも稀にあります。
ただ、これは収入とは言い難いですね。あくまで必要経費です。

宅建士手当ってのは、言わば資格手当。
不動産会社には、5人に1人の割合で有資格者が必要なので、それなりの高い金額が支払われます。
※別に資格がなくても営業は出来ます。

つまり、資格を持っていない人で、売上が悪かったら実質15~20万だけの支給です。
ここから保険、税金が引かれますし、30代、40代になっても給与体系が変わらないところが多いので、手取りとしてはあまり良いとは言えません。

 

生活するために売り上げを上げる

世の中の営業職はどこも同じようなもんだと思いますが、基本的に売り上げを上げれなければ、「生活出来なくはないけど、結構しんどい。」くらいの給与です。

そこで頼みの綱が歩合給です。

不動産業で特に多い歩合の計算方法は「目標を超えた分の売上の●%」という計算です。

目標は、年間一律の金額で設定しているところもあれば、季節変動で、繁忙期は高く、閑散期は低く、年間通して稼ぎやすくしているところもあります。

年間一律だと、繁忙期も閑散期も目標が一緒なので、繁忙期は歩合で稼ぎやすく、閑散期はしんどい思いをします。

季節変動だと、閑散期の目標達成のハードルが下がり、歩合給を稼ぎやすくなる反面、繁忙期はノルマが高いため、達成しても歩合給が少なくなる。

そんなシステムを取っているところが多いですね。

 

実際の収入は?

では、実際歩合も含めるとどの程度になるか、計算してみます。

色々な人に聞くと、歩合率は大体目標を超えた分の20%に設定している所が多いです。

目標は各社バラつきがありますが、大体50万程度でしょうか。

そんな環境で、150万円の売り上げを上げたとしたら、歩合対象の売り上げは100万円。歩合給は20万円ですね。

上記の基本給(15万~20万)と合わせれば35万円~の収入となります。

中小だと、ボーナス制度がない所が多いので、年収は420万円。

毎月確実に150万円の売り上げを上げれば、日本人の平均年収位を稼ぐことができます。

 

季節変動が有る仕事

かといって、毎月150万円の売り上げを継続できるか?というと、簡単な事ではありません。

賃貸で考えると、1件当たりの成約単価は5万円~15万円。

そう考えると、月に10人~30人の成約が必要です。

これって結構大変なんですよね。

2~3月の新入学生・新社会人のシーズン、8~9月の転勤シーズンなんかは結構忙しいのですが、5~7月や、10~12月なんかは閑古鳥が鳴いている業者はたくさんあります。

閑散期になると、問合せ数自体が激減し、来店に結びついても、今すぐに引っ越すつもりはない方や、自分の希望が100%叶う物件を見つけるまで決めない方も多くいらっしゃるので、成約率だって自ずと落ちてきます。

そうすると、繁忙期は相当な売り上げを上げることが出来ても、閑散期で大きくマイナスになるので、結果、年収450万のラインを割る営業マンもたくさん出てきます。

 

それでも夢のある業界

ここまで聞くと、「なんだ、日本人の平均年収すら稼げないかもしれないのか」と思われる方もいると思います。

しかし、不動産業は賃貸だけでは有りません。

賃貸と並行して売買の仲介業務をしている所も非常に多いです。

売買の手数料は単価が高く、物件価格が400万円以上の場合、「物件価格の3%+6万円」が手数料となります。

売主、買主共に自分のお客様の場合、双方から貰えるわけです。
※両手、片手と言うのですが、また別の機会に説明します。

例えば、1500万円の中古マンションを仲介したとします。
売主、買主ともに自分のお客様です。

そうすると、売主、買主双方から
1500万円×0.03+6万=51万円貰えるので、一撃で102万の売上になります。

賃貸の様に、そう頻繁にそういう案件が有るわけではありませんが、継続的に売買案件を受注すると売上が上がりやすくなります。

では、同じ考え方で、1億円の投資用マンションを仲介した時を考えます。

1億×0.03+6万円=306万円。

売主・買主双方が自分のお客様なら倍の612万円の売り上げです。

ノルマ50万円、20%の歩合率で計算すると、歩合給は112万円です。

ね、夢のある世界だとおもいませんか?

とりあえず、不動産屋さんの給与について書いてみました。

まぁ、地域差や、会社の大小によってバラバラでしょうけど、こういう不動産会社が多いのかなと思います。

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